2022/04/01 21:59

こんにちは、そろそろ静岡まつりですね。桜が咲き乱れています。何度見ても綺麗。


さて最近販売を始めた台湾式釜炒茶、「なにそれ」やら「なんで空洞庵が?」と疑問の方が多いと思います。

今日は、なぜ空洞庵がこのお茶の販売を始めたのかをお伝えしたいと思います。

空洞庵は、江戸時代のお茶作りをリスペクトして目指しています。

それは、環境に良いから、身体に良いから、美味しいから!の3つが両立できているからだと思うからです。

では江戸時代に「台湾式釜炒茶」があったのかと言われると、おそらくありません。

「じゃあ、なんで販売するんだい」ということのなのですが、もともとこのお茶を作ろうとは思っていませんでした。

最初は、「釜炒茶」を作ろうと思っていました。

釜炒茶は隠元禅師が明から日本に伝えたお茶で、蒸して作るのではなく炒って作るお茶です。

釜炒茶は蒸し製と比べて、あっさりしていて香ばしい香りがあるなんてよく言われます。

よし、このお茶を空洞庵でも作ってみよう!と思い、知り合いの方に紹介していただいた釜炒職人が、隠元禅師が伝えた釜炒りではなく、
台湾の釜で作っていたのでした。

折角のご縁なのでお願いしよう、ということで生まれたのが台湾式釜炒茶です。

このお茶を飲んでみると、とてもクリーミーで甘くて、香りが良くて美味しい!

薬缶で煮だしてつくるということで、急須で普段飲まれている方は、敷居が高く感じられるかもしれませんが、ぜひ一度お試しいただきたいです。

水と一緒に茶葉を薬缶にいれて中火で加熱、沸騰したら弱火で15分、火を止めて飲みやすい温度になるまで冷まします。

一度にたくさん作れて、冷めても美味しいです。

作り方の工程や台湾の釜の紹介は次回をお楽しみに!